Workshop Produce/Plan/Direction
大分県佐伯市で2021年9月に開催された「子連れ100人ヒロバ2021」、東京都渋谷区にて12月に開催された「子連れ100人カイギ2021」の一環として、体験型アートプログラム「かげの森」を企画しプロデュースしました。
コロナ禍で日常的となった飛防止アクリルパネルに、日用品や市販で購入できる素材を貼り付けるだけで簡単に影絵を投影して遊べるアートプログラム。子供の行動に制限(”NO”と言うこと)を起こさない為、安全な機材選びや道具選び、運営を工夫し、「好き放題作れる場所」としての空間づくりを心がけました。
街中を歩いていても、公園や遊び場ですらも、自分の子供に「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」と言う機会が、命や礼儀を守るためにも非常に多い毎日に違和感を感じていました。本当に子供にとっての豊かな場所とはなんなのだろうか。とりわけこの大都市で子供にとって「豊かな遊び場」とはなんなのか?そんなことを思いながら、「子供にNOを言わない」環境づくりやルールづくりの一つの実験として多くの学びがありました。
今「コンテンツ発想でハコの価値を変えていく」という学びを、公園や公共空間、商業空間の「居場所」づくりや「箱の意味づくり」に生かしていければと思っています。
▼「かげの森」(2021年9月大分県佐伯市)
▼「かげの森」(2021.12月渋谷キャスト)