2017.05
Display Design
Photo by Kenta Hasegawa
伊勢丹三越が実施する、人と自然の心地よい関係を知る「GLOBAL GREENキャンペーン」、日本橋三越店のディスプレイ演出を担当しました。
日本橋三越の本館・新館のウィンドウディスプレイ6つと、館内各フロアのディスプレイをデザイン。
「水」によるマインドフルネスというテーマに応じて、「水の声を聴く」を体験の軸に、空間を演出しました。
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■概要
「水の声を聴く。 それは、当たり前だと思っていた「水」の大切さに気がつくこと。古くから続く日本人と水 の関係を振り返ること。そして地球上たった00..0011%%しかない飲水のことを考えること。水のうつくしさ・きよらかさ・パワフルさ・神秘さに時と喧騒を忘れ、 自分とじっくり向き合うマインドフルな時間をお過ごしください。」
■ウィンドウディスプレイ
6つ並んだウィンドウを、「雨、川、人のすまい、海」へと、水が姿形を変えて流れていくよう、デザインしました。
雨の部屋
「水の声に、耳をすまそう。」
ポタポタと、雨のしずくが落ち続けるオーガニックなウィンドウ。窓の横のヘッドホンで「雨の音楽」を聞きながら、ウィンドウをお楽しみいただけます。
川の部屋
「水の流れを、見つめよう。」
回転台に水の入ったS字型のガラスをとりつけ、延々と、流れつづける水の流れをつくりました。
人の部屋
「水とのつながりを、思い出そう。」
昔から人と水をつなげてきた「鹿威し」をウィンドウの中に置きました。実際に水が流れており、一定時間たつと「カコン」と傾き水が流れ落ちます。窓横のヘッドホンで、鹿威しが流す水の音楽を聞きながら、ウィンドウをお楽しみいただけます。
海の部屋
「いろいろな水と、出会おう。」
あえて見えない窓にし、覗くという体験を通して、水に興味をもってもらう仕掛けです。穴の中には、ミニチュアでできた「水の世界」があり、海の中や浜辺の世界をひっそりと、楽しむことができます。
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[Production Team]
To be updated…