2017 Jan
2017年1月8日からオンエアのNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のオープニング映像、ポスター、駅貼り大型広告、サウンドトラック等のアートディレクションを担当しました。
[おんな城主直虎]
日曜日[総合]PM8:00〜[BSプレミアム]PM6:00〜
土曜日再放送[総合]PM1:05〜
■オープニング映像
その身を変えながらも、井伊家の血を絶やさぬよう奮闘した直虎と井伊家の生き様はあたかも植物のようであると感じ、「戦う花」をテーマに、植物のたくましさや生きるための本能にフォーカスしたオープニング映像を作りました。
ドラマ本編が進めば進むほど、見る側が違った解釈で楽しめるよう、象徴的でありつつも抽象的なオープニング映像となっています。
■グラフィック・ポスター
オープニングの「戦う花」を軸に、グラフィックを3種類制作しました。
城主になったばかりの井伊直虎を切り取りました。所作指導の橘先生の元、男性の城主としての佇まいをご指導いただき、男性の座所作であるあぐら姿の横絵と、背筋が伸び手仕草に決意が現れた正座姿の縦絵を切り取りました。「100年先を見つめて!100年先の井伊家を。」という所作の先生の言葉を聞いて、柴咲コウさんの表情がすっと変わりました。その瞬間をきりとったものです。直虎の花の掛け軸の前に堂々と佇む直虎の目には力強い決心と覚悟が宿っています。
■菅野ようこ「おんな城主直虎」(サウンドトラック)
ジャケットの企画・アートディレクションを担当しました。イチトラ、ニトラ、サントラの3種類作りました。
作曲家菅野よう子さんとも議論を重ね、単なるサウンドトラックの冊子・パッケージにならないよう、各楽曲のライターノートとOPに出てくる花の意味やドラマ内での位置づけのヒントとなる言葉を綴り、サウンドトラックの説明書でありながらも、「図鑑」のような作りを目指しました。
■OOH
12末〜オンエア日まで、東京メトロ丸ノ内線新宿駅B1Fメトロプロムナードに掲示された巨大広告のディレクションを担当しました。スマホでフラッシュ撮影をすると目では見えなかったものがカメラに映るリフレクト印刷を起用しました。
[staff list]
MOVIE TEAM
client:Japan Broadcasting Corporation
Director: Haruka Furuya
Plant supervision:Seijun Nishihata(SORA BOTANICAL GARDEN project)
Producer:Fumiya Inada (EPOCH Inc.)
Production Manager:Shougo Minowa (EPOCH Inc.)
VFX Producer:Hiroo Kojima(STEADY Inc.)
Concept Artist:Toshiyuki Kimura(VFX studio LOOPHOLE)
Matte Painter:Tomoko Unuma(VFX studio LOOPHOLE)
CG Producer:Shinji Tsuchiya (jitto Inc.)
CG Director:Naoki Takano(jitto Inc.)
Assistant CG Designer:Marina Tokunaga(jitto Inc.)
VFX Director:Akio Sakamaki(jitto Inc.)
Editor:Fumihito Endo(jitto Inc.)
CG Animation Director:Kohta Morie (MORIE Inc.)
CG Animator:Takahiro Shibano / Kazuki Matoba / Yosuke Ohno / Ryo Nihara / Masato Tajima / Kotaro Azuma / Koetsu Ogawa (MORIE Inc.)
GRAPHIC TEAM
Designer:中里 恵 (meeeg)
Producer:稲田史也 (EPOCH)
Production manager:蓑輪翔吾 (EPOCH)
Photographer:伊藤彰浩 (14才)
Retoucher:須戸 徹 (white STOUT)