2015年3月2日

[Event]マチノコトの連続トークイベントに登壇しました。


まちづくりやコミュニティデザインの取り組みを応援するプロジェクト「マチノコト」が開催する連続対談イベントにお誘い頂き、芝浦ハウスにて講演・トークをさせて頂きました。東日本国際大学の思想家 先崎彰容さん、鳥取藝住祭や六本木アートナイトのディレクター 林曉甫さん、マチノコト江口晋太郎さんと、お話させていただきました。

講演内容が下記にアップされています。

アートによる問いかけを通じて見直す地域の姿ーー地域と個人の関わり方のこれから -マチノコト

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自分の仕事で避けては通れない、「想像するということ」とそのファンタジーデザイン的発想を、まちづくりにアダプトしていくとどうなるのか。SFや演劇空間に存在する想像的思考(What if?) を、まちづくりという視点でどう活かしていくかについて、講演し、ディスカッションを行いました。通常ものごとを考える時、疑問詞は5W1Hですが、それを「What If(もしこうだったらどうなるか)?」という提案型疑問詞を加えた6W1Hで考えていくと、よりスペキュラティブな視点で、やわらかい発想ができると思い、日々実践してます。

例えば、「もし人が光合成できたら」「もし民族大移動が起きたら」日本の、地域の『衣食住』はそれぞれ、どう変わっていくだろうか。それが例えSF的な仮説・設定だったとしても、その思考の過程で生まれたアイデアそのものは、現代の課題に応じた解決策に成り得るかもしれない。

人が一度、星座だとおもってしまったものを、ただの星空に戻すのはむずかしい。けど昔人は、それがただの星空だった時に(星、という概念すらなかった時に)、点と点を線でつないで、物語を紡いできました。古人の「想像力」を取り戻すかのように、「一度人が決めたルールや固定概念」を壊し、まっさらな状態から発想する。それにより、単に現状のアップデートではなく、新しい文化・文明の種となる発想は、生まれてくるのではないか、と思っています。

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