今日のデキゴト:ホテルオークラ解体品を売る試みと、「残し方の作り方」を考えるということ。
株式会社ホテルオークラと、チケットぴあが、こんな面白い試みをしています。
Memories of Hotel Okura ホテルオークラ 旧本館家具・備品販売
1962年、赤坂、虎ノ門の高台に建てられたホテルオークラですが、2015年8月末に建替えに向けて閉館したのは記憶にあたらしいですね。そのホテルオークラの旧本館の家具や備品(カーペットや部品や壁紙、シャンデリアなど)を日用品に加工して、販売するという試みのようです。
チケットぴあとの共同プロジェクトのようで、CHARITY PROJECT FOR MUSICとなっており、収益金は廃校となった学校の楽器を回収・修理するために使われるのだそうです。(ホテルオークラが継続してつづけていた音楽・芸術・国際交流を軸としたメセナ活動が文脈としてあるようですね。)
ホテル内高級中華料理店のシャンデリアの宝石をアクセサリーとして加工したり、カーペットを小型マットに加工していたり、壁紙をデスク照明に加工したりと、さまざまな「残し方」が工夫されています。
(ホテルオークラの特徴的な鱗紋のタイルも、ひとつづつシリアルナンバー入りで買えるとか。)
(写真はすべて上記サイトより転載)
一般販売は
2015年11月24日(火)18:00〜2016年1月17日(日)23:59予定(第一次販売)
2015年12月25日(金)18:00〜2016年1月17日(木)23:59予定(第二次販売)
第三次販売は2月を予定しているそうです。
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実はある件で、これと似た分解販売の企画をしていたのもあって、とても共感しました。自分がつくるものも、どうしても期間限定品な空間が多かったりするので、「残す」という「作り方」はぜひ実現したいな。ファッションでいうと、展示会のサンプル販売とかも近いかな。
残し方の作り方 が、インスタントなものづくりをしてきた広告・デザイン・映像業界でももっと注目されていくといいなあとおもいます。
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